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Inspectorの基礎:Custom Metadata

Scrivener

 ラベルとステータスは名前も含めて自由に書きかえられることがわかったね。

 じゃあ改造しちゃえ!って思った人、ちょっと待って。
 Scrivenerにはもっといい仕組みがあるんだ。
 ラベルやステータスを改造しなくても、メタデータを自分で作って、検索やソートに利用できるんだよ。

カスタムメタデータの作成

 カスタムメタデータを管理するには、まず、インスペクターパネル上の"Custom Meta-Data"のタイトルバーをクリックする。
 "Meta-Data Settings"ダイアログが開いたね。
 そこで左下の+ボタンを押して項目の名前を入力するんだ。

 インスペクターに新しい項目が追加されたね。

 項目はいくつでも追加できる。
 追加した項目は、作成済みのものを含めて、すべてのドキュメントに適用されるよ。

 入力できる文字を数字だけに制限したい?
 ごめんね。
 自由入力だから、入力可能な文字種や文字数を指定することはできないんだ。

並び順を変更

 複数項目がある場合、ドラッグ&ドロップで順序を入れ替えることができる。
 ダイアログでの並び順が、そのまま表示順序になるよ。

 表のタイトルをクリックすると、正順・逆順でソートもできるよ。

メタデータソートのバグとその解消法

 ただし!
 この記事を書いている時点のバージョン (2.7.1) では、いちどソートの矢印をつけると、矢印なしの状態に戻せないんだ。
 メタデータ設定のダイアログを開くたびに、カスタムメタデータが勝手にソートされるっていう、困った状態になっちゃうよ。

 そういうときは、いちどプロジェクトを終了してみて。
 プロジェクトを開き直したら、ソートの矢印は消えてくれるよ。

ワードラップ

 項目の右側に"Wrap Text"っていうチェックボックスがあるね。
 これにチェックを入れると、項目に長い文章を入れたときの挙動が変わるんだ。

 上が"Wrap Text"のチェックを入れた項目。
 下が入れていない項目だよ。

 チェックを入れると、長い文章を入力したとき、入力欄が自然に下に伸びてくれるんだ。

 入れない場合、収まりきらない部分は見えなくなる。
 そのかわり表示がコンパクトになるね。

ワードラップの状態を一括で切り替える

 "Custom Meta-Data"のタイトルバーをクリックすると出てくる"Word-Wrap All Field"をクリックすると、チェックボックスの設定に関係なく、すべての項目でワードラップを有効にできる。

 元に戻すには、もう一回"Word-Wrap All Field"をクリックしてね。

項目の色を変更

 "Colored Text"のチェックを入れると、項目名をカラー表示できるよ。
 カラーになるのは項目の名前だけで、値のほうは変わらないみたいだ。

 チェックを入れたのに色が変わらない?
 カラー表示するには、インスペクター側の設定も必要なんだ。
 "Custom Meta-Data"のタイトルバーをクリックして、"Color Field Names"をクリックしてね。

 表示色は項目ごとに設定できるよ。
 "Meta-Data Settings"のダイアログで項目を選択して、右下の"Text-Color"をクリックするんだ。

色の一括変更

 ひとつひとつの色をいちいち変えてられないって?
 CommandやShiftを使って複数の項目を選択した状態で色を変更するんだ!
 選択したすべての項目の文字色を一括変更できるよ。

カスタムメタデータのなにがうれしいの?

 でも、カスタムメタデータをドキュメントに付加できたら、なにが嬉しいんだろう?

 Scrivenerでは、アウトライナーにカスタムメタデータを表示できるんだ。
 表のタイトル欄をクリックすれば、項目をソートすることもできるんだよ。


 将来、あなたの作品は、きっとアニメ化されるよね?
 そのときスタッフから、どっちのキャラの背が高いんですかって質問されたらどうしよう?

 そこでカスタムメタデータ
 キャラクターの設定表に、あらかじめ身長や体重、胸囲等をメタデータとして入力しておけば、キャラクターを身長順や体重順で、ぽぽんとソートできちゃうよ。
 ちちくらべの設定画をつくるのも簡単さ!
 感心してもらえること請け合いだね!


 もっと別の例がいい?
 語られる順番と時系列が一致しないお話を想像してみて。
 現在と過去と大過去のイベントが平行して進行するとか、そういう感じ。

 読んでいる人をうまいこと混乱させて、興味を引くことができたらしめたものだよね。
 でも、書いてる方まで混乱しちゃったら元も子もないよね!


 そこでカスタムメタデータ
 ドキュメントごとに、そのイベントの発生した日時を記入してみたらどうだろう。
 ドキュメントをイベントの発生順でソートできるじゃないか!

 カスタムメタデータを活用すれば、いっけね、このキャラこの時間には知りえないことをしゃべってたわ、なんて展開の矛盾を、人に見せる前に発見できるかもしれないよ!

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