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Inspectorの基礎:Snapshotを作成する

 スナップショットはバージョン管理機能だよ。
 執筆中のドキュメントの本文を、いつでも保存して残しておけるんだ。

 ここは多機能だから、二回にわけて説明するね!

スナップショットをつくる

 いま開いているドキュメントのスナップショットをつくるには、スナップショットパネル右上の+ボタンをクリックするんだ。

 下の一覧に、そのスナップショットを作成した日時とタイトルが追加されたね。

 自動的につけられたタイトルは「Untitled(下書き)」。
「下書き」ってついているのは、このドキュメントのステータスが「下書き」だから。
 スナップショットのタイトルは、タイトルをクリックすれば変更できるよ。

 一覧の下にスナップショットの本文が表示されているね。

手動セーブでスナップショットをつくる

 Scrivenerの設定を変更すれば、⌘SCommand + S) で手動セーブをしたときに、自動的にスナップショットを保存できるようになるよ。

 まず、「設定」(Preferences...) のGeneralタブを開こう。

 Saving: の下にある"Take snapshots of changed text documents on manual saves"が空だったら、チェックを入れて!
 このチェックを入れておけば、⌘Sで手動セーブするたびに、自動でスナップショットが作成されるんだ。

 手動セーブで作成されたスナップショットは、"Untitled (Save)"っていう名前になるよ。


 あれ?
 設定の説明テキストは、"documents"って複数形になってるね。

 じつは、手動セーブではプロジェクト内のすべてのドキュメントがスナップショットの対象になるんだ。現在開いているドキュメントだけじゃないんだよ!

 ただし、手動セーブでスナップショットが作成されるのは、変更点があったドキュメントだけ。
 変更のないドキュメントでは、スナップショットは作成されないよ。

注意:「変更した」と見なされない場合があるよ!

 手動セーブ時に変更されたと見なされるのは、プロジェクトを開いてから更新したドキュメントだけだよ。

 ドキュメントを変更して、手動セーブせずにプロジェクトを閉じた場合、次にプロジェクトを開いたときに手動セーブしても、そのドキュメントはスナップショット作成の対象にならないよ。

一括して名前付きのスナップショットをつくる

 変更点のあるなしによってスナップショットを作ってくれるのは、スマートではある。
 でも、ちょっと困った挙動でもある。
 名前が無題なのも困るよね。


 たとえば、初稿完成時のプロジェクトの状態をまとめてスナップショットに保存しておきたいときは、どうすればいいんだろう。
 手動セーブした後に、ドキュメントすべての最新のスナップショットに、「初稿完成時」ってタイトルをつけて回る?

 そんなことをしなくても、複数ドキュメントのスナップショットを一括で作成して、名前をつけちゃう機能があるんだよ!

 まずバインダーで、スナップショットをとりたいドキュメントをすべて選択する。

 ツリー状になっている場合、親だけ選択してもダメだからね!
 全体のスナップショットをとるには、子供も含めてすべて選択する必要があるんだ。
 閉じたフォルダを選択するときはとくに注意して。
 たぶん親だけクリックしちゃってるよ!

子要素すべてを選択する簡単な方法

 え、めんどくさい?
 大丈夫。ちゃんと救済策があるよ。

 まず、スナップショットをとりたいドキュメントの親要素をクリックする。
 本文すべてのスナップショットをとりたい場合、DraftとかManuscriptフォルダだね。
 そこで⌥⌘A (Option + Command + A) を押す。
 そうすると、選択中だった要素が、子要素をふくめてすべて選択されるんだ!

 「すべてを選択する」⌘Aの変形だと考えれば覚えやすいかもしれないね。

 上のアニメーションGIFでも、このショートカットを使っているよ。

名前付きスナップショットをつくる

 選択できたら、メニューから[Documents]→[Snapshots]→[Take Snapshot With Title]を選ぶ。

 タイトルを尋ねるダイアログが開くから、そこでタイトルを入力すれば、選択したドキュメントすべてを対象に、名前付きのスナップショットをつくることができるよ。

 この場合、変更点のあるなしは関係ない。
 前のスナップショットと内容がまったく同じでも、新しいスナップショットが作成されるよ。


 [Take Snapshot With Title]には⇧⌘%のショートカットが振られているので、これを利用する手もある。
 US配列のキーボードでは、Shift + Command +5が名前つきスナップショットのショートカット。
 Command + 5がふつーの[Take Snapshot]だから、法則性があるんだね。


 おにーさんのおすすめは、ツールバーに名前付きスナップショット作成のボタンを設置することだよ。
 ツールバーのカスタマイズ方法は知ってるよね?
 ツールバーの上で右クリックして、"Customize Toolbar..."を選ぶんだ。


 右の方に、カメラのアイコンに青丸でTの字をつけた"Titled Snapshot"ボタンがあるから、これをツールバーの好きな場所にドラッグ&ドロップする。

 その後は、バインダーでドキュメントを選択してこのボタンを押すだけで、名前付きスナップショットが作成できるよ。

スナップショットの注意点

 スナップショットは便利な機能だけど、限界もあるんだ。

スナップショットはバインダーを知らない

 スナップショットが記録しているのは、あくまで個々のドキュメントの履歴だけなんだ。
 バインダーのツリー構造についてなにも知らないんだよ。

 執筆途中でドキュメントの順番を入れ替えるのはよくあるよね。
 スナップショットの機能を使えば、入れ替える前の本文を復元することはできる。

 でも、復元しても、バインダーのツリー構造は入れ替えた後のまま。
 スナップショットを保存したときのツリーに戻ったりはしないんだよ。

保存されるのはドキュメントの本文だけ

 スナップショットが保存するのはドキュメントの本文だけで、ノートやレファレンスの状態は保存されない。
 過去のドキュメントを復元しても、ノートやレファレンスは元に戻らないんだ。

そういうときはバックアップを使おう

 バインダーのツリー構造やドキュメントのノートを取り戻したいときは、Scrivenerが作成するバックアップを使おう。

 MacOSだったら、Time Machineで過去のプロジェクトを復元する手もあるね!

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